オーバーラッピングは面白い

シャドーイングに挑戦しようとしたら、あまりの難しさに3日で挫折しかけたが、オーバーラッピングに切り替えたら無事2セット目(2週)を終了できた。
感覚的には、ペン字の手本なぞりを声でやる感じで、自分のミスがわかりやすく、頑張ればそれなりに合わせられるようになる。
とはいえ通常スピードについていくのはかなり疲れる。
1回につき数分でOKと書いてあったが、確かに長くは続けるのは無理だ。
まずブレスの位置がわからず文字通り呼吸が苦しくなる。
かと思うと「そこで?」というような箇所で溜めたりする。
リンキング(音の連なり)とリダクション(発音しない音)という用語を始めて知ったが、良く考えると洋楽のサビを口ずさんでいる時などは自然にやっている。
ただし、その時に歌詞の意味と連結させる作業がなかったので、脳内では「別物」処理されてしまっているのだろう。

改めて日本語とは全く違う発音だと思う。
正直、英語圏から来た人に「わぁ日本語お上手ですね」と言う時、実際にしっかりお上手だったためしがないと思っていた。
彼らが「枝豆」を「エドゥァマミィ」、「酒」を「サキィ」とか発音して、いつまでも修正しないのを不思議に思っていたが、こっちはその逆をやっているのだろう。
だから、まず音として日本語(英語)とわかるだけで十分にお上手なのだ。
しかもその場で考えて話しているのだからすごい。
自分は音だけでも無理そうだ。
機械的に覚えた歌詞の方が通じるかもしれない。

ところでスピーキングの練習を始めたことで、ひとつ面白い事があった。
それは英単語学習アプリを使う時も、単語を読み上げられるとリピートしてしまうこと。
面白いというより後悔なのだが、この作業を1年前からやっておけば、10%くらい学習効率がアップしていたのではないかと思う。
「英語のリピート」は学生時代にさんざんやらされたのに、自発的に発音したことはなかった。
何のためにやるのか、きちんと考えたこともない。
今やっている学習にしても「別に英会話をやりたいわけじゃないから話す必要はない。とりあえず聞くことができればいい」だった。
でも「聴く」と「話す」はワンセットだ。
ひとまず3日坊主は免れたので、次は一ヶ月の継続を目標にしたい。