足を組む癖は本当にやばいので即刻禁止にすべし

他の記事にも書いたが、長いことデスクワークで悪い姿勢を取り続けていた。
具体的には尻が痛かったので足を組んでいたのだが、この状態がほぼ常時、約1年間続いていた。
これでどうなったかというと、股関節がねじれてしまった。

大事なことなので結論から。
足を組む癖がどれくらい悪いかと言うと、例えれば、正直●んでほしいと思う人間にさえ「やめるんだ」と注意してやらねばならないレベルでやばい

まぁ自分の場合、筋肉質な上に、1年もかけて歩行困難の癖づけを行っていたのだから、特悪例みたいなものだ。

実は、最初は何が原因かわからなかった。
足を組むことが悪いのは承知だが、そんな深刻な話ではなかろうよ、という認識だった。

初期症状は「歩行中につまづく」だったが、今までも急いでいる時にやりがちだったため、あまり気にしていなかった。
その躓く頻度が上がり出したのが最初の兆候だ。

次の違和感は右足重心で立っている時に起こった。
足の中心線のようなものが足裏までまっすぐ通っていない感じになり、重心が定まらずグラグラする。
「もしかして右足で片足立ちできないんじゃないか」と思い、少し足を上げてみた。
30秒ほど片足立ちできるかどうかは機能チェックの指標になる
すると5秒くらいしかできない。
これは相当な高齢者レベルだ。
「いくらなんでもそれはないだろう」「単なる運動不足だろう」と何度かやってみたが、やはりグラつく。
ふだん、足裏のどのあたりに重心をかけていたのかもわからなくなってしまった。
もっと高く腿上げしてみると、股関節のジョイント部分に、コツンとずれたような感覚があった。
痛みはないが、上げるたびにその感覚がある。

さらに、たまにまともな服を着ると(猿か)、ズボンの膝頭もずれているような感触があった。
布地には目視できるほど膝頭など出ていないのだが、内側で膝が「ポジ違うぞ」とモゾつく。

さらにさらに、外出して歩行をすると、そもそも爪先の方向が定まらず、気を付けていないと軽く蛇行してしまう。
歩行に意識を集中すると、右の足首だけ1歩ごとにポキポキ鳴っている。
関節が鳴るのは骨ではなく、関節のクッション材なのだが、左足はそんな音を出したことはない。

さらにさらにさらに、歩くたびに股関節が痛み出し、大腿筋の外側部分の筋肉痛が始まった。

これらの全ての症状が次第に悪化していった。
足全体がずっとねじれている感覚があり、ただ歩くだけでも痛いのに、本来かからない負荷をかけられた筋肉がパンパンになり、何度マッサージしても良くならない。

股関節がねじれることで、故障がない膝頭も足首もねじれてしまい、歩くためには正面を向こうとして、さらに逆方向へねじることになる。
こうなると下手なストレッチなどをやればやるだけ、負荷が増大して悪影響しかない。

足を組む姿勢をやめて3ヶ月たったら、やっと元に戻った。
治り出してから、こういうことだったのかと納得できた。
あのまま侮って足組みを続けていたら、膝も足首も壊していたと思う。
我ながらアホだとは思うが、本当に焦った。
だからこの件に関しては「やめましょう」ではなく、誰彼なく「いいからまじで今すぐそれはやめろ」と言いたい。
短期のことならたいした問題ではないかもしれないが、人体のパーツは掛け替えのないものだ。
できるだけ良好な状態にしておいた方が良いに決まっている。