語彙力チェックをしてみたら

相変わらず英単語学習のメイン教材は『英語物語』を使っている。

 

xera.hatenablog.com

亀の歩みとは言え15000問に当たっているうちに、いつのまにか1年を過ぎていた。
オートモードで設定されるランクもここ数ヶ月は下がることがなくなり、回答時間もかなり短くなった。
一方『mikan』は当初の予想通り次第に苦痛を感じるようになり、週2くらいでしか見ていない。
ただ『mikan』は一度開くと「やはり覚えやすいな」と思う。
それは「楽に覚えさせてくれる」からではなく、まず「楽な方法なんかねぇからな!」と教えてくれた上で、効率的な方法を提供してくれるからだ。

それにしても「知らない単語に当たるため」という名目でゲームをしているだけで、いかほどの進歩があるのだろうか。
成果を急いではいないが、そんなことを言っていると一生このままなので、現地点を確認するため語彙力をチェックしてみた。

まずは誰もが使っているであろう『weblio』の語彙力診断テスト。
単語の意味を調べるのにいつも世話になっているありがたいサイトだ。
ここは総合診断から、英検/TOEIC/TOEFL/その他、結構なんでもチェックしてくれる。
設問の質については上級者からの批判もあるようだが、自分のレベルなら全然問題ない。

さて、単語学習を始める前はとても残念だった語彙力がどれほど上がっているだろうか。
多少期待していたが、驚きの結果になった。

uwl.weblio.jp

開始して1年経っているのに自己ベストのランクが変わってない!
やっぱりゲームで学習なんて無理だったのか?

とはいえ自分なりにささやかな成果は感じた。

・以前は設問を見ただけでパニック気味になっていたが、落ち着いて選択できる
・以前はチェックするごとに上下にブレていたランクが、自己ベストのランクで一定

つまり以前の自己ベストは「まぐれ」だったが、今はそのレベルで語彙力が安定しているということだ。
そして今回は「学んだ単語」「見たことあるが思い出せない単語」「知らない単語」の区別がはっきりしていた。
一瞬でわからない単語は、知らないのと同じ」という知見を得たこともあり、コレなんだっけ~なんだっけ~と慌てる無駄がなくなった。
著しい進歩とは言えないが、まぁこんなものだろう。

ということで、ついでに他のチェックもやってみた。
Test you vocab も有名な語彙力チェックで、昔やった覚えがあるが、昔すぎて忘れてしまっていた。
そしてこのチェックの結果こそが衝撃だった。

testyourvocab.com

現在の語彙力:6歳
(語彙力だけのチェックなので、文法などは乳幼児だろう)

もし今、英語圏にワープしてしまったら、七転八倒するような腹痛を起こしても「おなか」「いたい」「びょういん」くらいしか言えないということだ。
それなら中学英語で足りている。
語彙力について良く見るコメントに「必要なレベルは各人の目的に拠る」というのがあるが、何が目的にしても6歳は、ない
これでは子供向けのアニメすら満足に見られない。
まぁ冷静に考えると妥当な結果なのだが、高校生くらいのレベルにならないとエンタメが楽しめない。ネイティブなら中学生レベルでも約20000語の習得が必要になる。

それにしても悲しい。
生傷に酸を擦り込むべく『mikan』を開いてみる。
機械的で地道な反復学習をしていると、何らかの罪を償っているような気分になる。
相変わらず脳のどこか(こめかみの後ろあたり)がジリジリ痺れて、とても気持ちがいい…涙が止まらない。

ついでに6歳であることを鑑みて、子供に優しそうな『Duolingo』も試してみた。
しかしこちらはお試しの3レッスンで挫折した。
学習システムを云々する以前の、ビジュアルが理由だ。
いかにもあちら風なデザインのキャラが出てくるのだが、ユーザーが誤答すると、このキャラたちが無表情になって不服そうに目を据わらせるのだ。
『英語物語』や『mikan』の誤答表示はドライかつ明快なので、エフェクトの良し悪しなど考えたこともなかったが、「表情のある者が不満そうな様子になる」というリアクションは、学習意欲を激しく下げに来ることがわかった。
出題キャラクターの表情を伺ってしまうとき、学習とは違う要素が入って来るような気がするのはやはり6歳だからなのか。